キミじゃなくても バテぎみにもなるよ

ひっっっっさびさの更新。もう見てる人もいないと思いますが、長文を書きたくなったので。これきっかけでもうちょっと感想書きも復活させたいです。はい。


囲碁将棋、エリートヤンキーの単独を見てきました。で、単独まつりの功罪に思いをはせる結果に。


うーん。いや、どちらもそれなりに楽しんだんですよ?自分の好きなネタ師がたっぷりネタやってくれるんですもん。そりゃ楽しいですよ。


要は密度の問題なんだと思うのです。


単独ライブの定義ってなんなんですかね。私は「コンビ単独で企画・出演する」「ネタライブ」って感覚なんですよね。で、その中であまり他の芸人とわちゃわちゃやられるのは好みではないです。なぜか。まず、他の芸人がいっぱい出てきても主役感が薄れないコンビってなかなかいない気がする。あと、すきなコンビの周りの人たちに興味を持っていることがあまりない=お得感を感じない。なんなら、下手な出方(コンビの世界を壊されたように感じるような出方*1)をされると損した気にすらなります。


その演者の一番濃縮されたものを出すのが単独だと思っているので、割り物はいらないのです。いや、割り物があってもいいけど特濃のライブが見たいのです。割り物が無くても「薄かったな、やっつけだったのかな」と思うような単独もありますからね。それじゃ意味ないのです。


単独まつりのおかげでいろんな芸人が単独ライブをできるようになりました。一方、年に2回の単独が義務化されつつある芸人もいて、そういう人たちは“薄い”単独になる危険性が高いんじゃないかしら。だってそんなに何度も90〜120分のライブの企画構成を濃密にやれる人って若手芸人の中にそうそういないでしょ。義務感でやるならなおさら。もちろんそこで一定のクオリティをたたき出すのがプロだし、やってる人達もいっぱいいると思いますよ。だけどもっと『やりたいからやる』の単独が見たいなーと。


つまり「もっと気合い入れた単独見せてくんないかなー」という、今回の単独に不完全燃焼だった一観客の愚痴でございました。

*1:今回のいごしょ単独の中村さんはいただけない