きまぐれ天使が心のなかで
東京シュール５TRYS田村亮にいってきたよ。
台風が来ていたこの日、東海道線の脆弱性を甘く見ていて１回目は遅刻しました・・・。悲しい。でも数本見ることができて、十分満足いたしました。なんなら、２回目を見てる時の疲れ方を考えると、１回目全部見てたらどれだけぐったりしたんだろうとも思いますが、これは負け惜しみです。今、まけおしみって打ちながら「負け押見」ってすごくしっくりするなぁなんて考えてしまった自分が嫌です。長くなったのでたたみます。
１回目で印象的だったのは全員参加のラスト１本。「お題：サザエさん オチ：ビンタ」だったんですが、うまいことなってた。我先にタマになった家城さんを「姉さんなにやってんのさ！」の一言でサザエさんに仕立て上げたかたつむり林の機転や、その後懲りずにタマになろうとした関町のコスさや、配達物を落としたときに口で「どんがらがっしゃがっしゃーん」という三河屋サブちゃんこと村上や、「キャッ！」と恥じらうフネの姿が異様にかわいかった押見さんや、サザエさんを30分見たことがないにも係わらずイササカ先生をチョイスした林さんや、ザ・ブスな感じがうますぎた吉田さんなど、細部にもとても好きなところがたくさんあったんですが、なんか結局家城さんてすごいな、と思ってしまったです。あ、先にお断りしておきますが、このブログの中の人は割とカリカ信者です。家城さんが主役（＝サザエさん）だったのももちろん大きいんですが、話を動かすキーパーソンが家城さんだと話にまとまりが出る気がする。*1 今回特にうまいなぁと思ったのは、終盤で一人ずつ舞台上に呼び集めて関係性を整理していくところ。あれがあったからきちんとオチに向かって行けたんですよね。まるで台本があったかのようなきれいなカップリングと流れにわくわくしました。加えて、やっぱりシュール5の人々ってエチュードうまいですよね。周りがどういう流れに持っていこうとしているのかちゃんと読み取って動く能力が平均して高いと思いますし、それが随所に発揮されていて良回でした。
２回目のメインはやっぱり池田会議からの池田大戦争でしょう！！えー、２回目は１本亮さん抜きのエチュードがありまして、それが「お題：世界池田会議 オチ：愛（？）」だったんですね。で、メンバーがしずる村上・ライス田所・カリカ家城・犬の心押見・かたつむり林・PGB吉田*2でして、これがすごーーーーーく面白かった。まずお題をホワイトボードに書く*3際に、『第何回目の池田会議なのか』という攻防がありまして。笑 最初は第2回とか第3回とか小さい数字だったんですが、最終的に村上が第92回にしてました。あはは。しかも蓋を開けてみると『増えすぎた池田をどうするか』について第１回から話し合い続けてるという。笑 冒頭でまず村上が「申し訳ありません！！！！」と頭を下げていて、こういうコンビ間の連帯感が垣間見えるとにやにやしちゃうのに加え、池田って相方を謝らせるポジションが似合うなーなんて思っておりました。本当に対外的に相方を謝らせてるのはむしろ村上のほうでしょうけどね*4。で、会議場でモンスターのような存在にされている池田の性質が徐々に固まってきて、それが突拍子もないことだったりするんですが*5、全肯定で会話が進んでくんですよね。家城さんも「エチュードって否定しないことが大事なんだね」と振り返りの時に言ってました。けどそれはメンツにもよりますよね。例えばこのエチュードにしずる池田がいたら、ぶっ飛びすぎた性質を乗っけようとして話が止まるような気がします。この時のメンバーは、のっかるにしてものっかりやすい条件を提示するにしてもバランス感覚が良かったんじゃないでしょうか。
加えて、これを踏まえた次の全員参加のエチュードが楽しすぎました！池田会議の振り返りで「誰かが犠牲になって脚本書けば神保町でやれるよ！」*6と家城さんが言っていたくらい盛り上がっていたので、それが実現された達成感といったらなかったです。笑 ただ、池田会議には各コンビから一人ずつしか出ていなかったので、会議に参加していなかった亮さんともう片方の面々は乗り切れなかったらしく、温度差が尋常じゃないんだよ！と林さんはなんども言ってました。あははは。ちなみに、池田戦争になったきっかけは田所先生が池田会議と同じキャラで出てきたからです。だから田所先生のせいです。
“TRYS”というよりシュール５色の濃いイベントだったので、次回はやっぱり分けてほしいなーと思いましたが。楽しかったです！
