『前夜じゃ!』

見てきました。
家城さんの声も噂ほどひどく感じず、狡町は絶好調で、池谷さんと吉田さんのクオリティにニヤニヤしておりました。
某巨大掲示板ではかなり叩かれているようですが、私はよかったと思いますよ。他の神保町公演と同じくらいの満足度がありました。
多分つまらなかったという人たちは期待値が高いんでしょうね、東京シュール5に対する。
そういえば『籠の城』では脚本書いた田所先生は出なかったけど、今回は吉田さん出てたなぁ。
田所との絡みのシーンで唐突に「あ!私この人の声だいすきだ!!」と思ったよ。わはは。
あと好きな声はカリカ林さんです。無条件で好き。

基本的にこんなクソブログを読んでくれた方はネタばれ上等で検索されてる方だと思うので、普段はネタばれに関しては全く気にしていないのですが、シュール5の神保町は怖いので詳細はまた後日アップします。笑
ただ、ひとつだけ好きだったセリフを備忘録的に書かせていただきます。
「あの人の幸せな前夜に!!」という家城さんの役*1の一言にかなりグッときました。


ということで追記。あらすじや各登場人物のバックグラウンドをうまくまとめる力がないので、観た人以外には全然わからないと思います。いつも通り。楽屋裏ブログがきれいにまとめてくれていたので、こちら(http://jimbocho.laff.jp/blog/2009/06/16-2ad5.html)をご参照いただければ。

直後にたまらず書きましたが、この話の私にとってのピークは家城さん演じる“自殺前夜の男”の「あの人の幸せな前夜に!」でした。
なんていうか、この言葉が吉田さんから世界に向けて言われているような気がしちゃったんですよ。
男にとっては愛するシズカに対してなんですけど、傍から見たらこのセリフは不特定の相手に向けられた一言だったわけですよね(自分の愛するシズカかもしれないし全く別人のシズカかもしれない)。それだけでイコールみんなに、というのは私の捉え方が飛躍しすぎだとは自覚しているんですが、ぱっと思ってしまったんです。最後の純一のセリフをふまえると、私たち一人一人の過ごしている夜にもどこかで乾杯している人がいるよ、ともとれて、吉田さんが言いたかったことがやっぱりこの一言に凝縮されているような気がします。
“何かの前夜”の人へ向けての、色々な意味の籠った最上のエールだったんじゃないかなぁ。

そういえば、この話を書いてる最中って既に吉田さんは池谷さんの結婚を知ってたんですよね*2。そんななか池谷さん演じるメロンちゃんに「結婚式なんて周りが勝手に盛り上がって進めてくれるわよ」みたいなセリフを言わせた吉田さんグッジョブ!笑 と思ってしまいました。くくく。

今回はストーリーの展開だったり設定だったりは奇をてらったようなものではなかったので、余計に吉田さんの考えとか作り方そのものに興味がいってしまいました。特に相方である阿部ちゃんに最後のセリフを言わせるあたりにくいなーとか。笑 あとは吉田さんって陰か陽かで言ったらやっぱり陽なんだなぁと。田所先生は完全に陰。しずるを組み替えて名前を付けるなんてしゃれのめしちゃって!“シズカ”までしずるからきてるんだとしたらそれはそれでちょっと悲しい。何故なら私は完全にドラえもんのほうのしずかちゃんだと思ってたからです。関町(のび太みたいじゃん)の相手だし。

気になったのは二点。まず、演出なのか脚本の時点からそうだったのか分かりませんが、スクリーンの前に立って『○○前夜の男!』ってやるのがうーんと思いました。なんか下手というか。動線をもっと自然にしたりとか、ポーズを直立以外にするとか、いろいろ出来そうなのに。池谷さん演じるメロンちゃんの番で家城さんのよけ方がものすごく面白かったです。あと林さんの構えが!笑

もう一点は関町のスクラッチです。単純にそういう笑いが好きじゃないってだけなんですけど。そして狡町が好きじゃないなら多分あまりシュール5向いてないんですけど。笑

次回の東京シュール5の活動は夏だそうですが、8月かなー。カリカの単独が7月後半だし。大阪上陸でしょうか。ドキワク!!

*1:アオヤマでしたっけ?

*2:緊急集会ではまだ脚本あがってなかったはず