遊び足りない

脳みその興奮状態が少し落ち着いてまず最初に思ったのは、坐禅坊のasobiがカリカにぴったりすぎる!!ということでした。
『遊び足りない』
『しゃべり足りない』
OPVで繰り返し流れるこの二つの言葉が呪文のように響いて、映像では二人が“猥褻”に踊り狂っていて、振り返るとライブ全体の雰囲気をとてもよく表していたなぁと思います。なんだろうあの密度と湿度は。

構成もしゃれていて、一つのコントが他のコントの伏線になり、絡まって、捻れて、一本のロープになって、その上で家城さんと林さんが絶妙なバランス感覚で遊んでいるような。多分いろいろ紙一重なんだけど(Sっ気が加速して女の子を猫人間にしちゃうとか)、その際どい空気感すら計算ずくなんだろうと思わせてしまう力がありました。
こういうこと書いちゃうからカリカオタはマンセー信者が多いとか言われちゃうのかね。わはは。

いつものごとく、どっぷり世界にはまるのにいっぱいいっぱいで細かいところは書けるほど覚えていないですが、ピザババアと林さんの檻のところでのやりとりがすきでした。「美しい行動を乱れた心でするのは何ていうんだよ!」「気高いわよぉ…」というやりとりもですし、ピザババアがなんだか背負っていたものを全て浄化(昇華?)してしまったような透明さを持っていて、それに呼応するかのような林さんの張り詰めた空気もたまらなくて、とにかくすきでした。


カリカはアベのように居なくなりませんように。
これからずっと遊び続けていてくれますように。
そう願って止まない2009/7/22。